髙橋海人くんについて、ふと考える
8か月ぶりの更新である。
書きたい熱を帯びながらもなかなか着手することができなかったわたしだが、ブログ更新が滞っていた2017年秋から2018年春までに、15近くの現場に足を運び、オタクとしてのびのびと活動していた。
フットワークの軽さだけが取り柄のわたしが休息…と腰を下ろそうとしたその時。
突然その時はやってきた。
それは青天霹靂。隕石落下。火山噴火。
あまりに突然のことだった。
わたしには長年贔屓にしているグループ・担当がおり、それは今もこれからの未来もずっと継続していく。(確固たる確信)
その傍らでゆるゆると応援しているグループや、友人の付き添いでお邪魔させていただくグループなどがあり、長年の贔屓を軸にゆるく掛け持ちをしている適当なジャニオタである。
しかし。この度。ここにきて。
久しぶりに沸点を超える情熱をもって応援したいとわたしの心を揺さぶってきた逸材を見つけてしまったのである。
先月King & Princeとしてデビューしたばかりのひまわりイエローこと、髙橋海人くんである。
わたしは嵐・関ジャニ・V6辺りと同世代であるため、海人くんを発見しドキドキワクワクしている自分に驚き、戸惑い、さらには気恥ずかしさすら覚えた。
これまで応援してきたジャニーズもほとんどと言っていいほど同年代ばかりで、今までこれだけジャニーズ好きを公言してきたのに、10代やJr.というエリアは一切通過してこなかった。(長年贔屓にしているグループ・担当のデビュー前を少しかじっていたのが最後だ。)
2017年から2018年へと年が変わろうとしていた頃、わたしは割と手持無沙汰だった。
15近くの現場には足を運びながらも、どこかわたしの体温はぬるかった。
まさにその頃、些細なことがきっかけでJr.が出演してる番組を見ることとなった。
海人くん含むジャニーズJr.のことは、名前と顔くらいしか存じ上げなかったが、「若者が気になる」と発すれば、ジャニオタの友人達から番組が焼かれたブルーレイや雑誌の切り抜き、ステマのメール等が送られてくる。
ジャニオタとは、非常に仕事が早く怖い生き物である。
そんな中、King & Princeのデビューが突如発表された。
自分には関係ないことと思い、友人からもらった過去番組を少しずつ暇つぶしにのほほんと見ていた。
番組を見進める中でいつしか目で追っていたのが、かいちゃんこと髙橋海人くんである。
かいちゃんの口調は独特の雰囲気を持ち、ほわほわふわふわと話すその不思議な存在に(正直に申し上げると)目が点になった。
とても独特な雰囲気を持つ彼に強い興味を抱いた。
「わぁ(語尾にハートマーク付き)」と効果音のような感情を露わにしてみたり、大きな口を開けてクシャクシャに赤子のように笑ったり、他のJr.たちに思いきり甘えたり。
一方でパフォーマンスがとてつもなく目を引く。舞台人だ。そう思った。
妖艶な表情を振りまいたり、挑発的なダンスを見せつけてきたり。
まるで万華鏡のようだ、と一瞬にして釘付けになった。
度肝を抜かれたのは彼の圧倒的パフォーマンス力。自己表現力。
わたしはその日、
ジャニーズを超えたパフォーマーを見たのである。
認めたくなかったが、彼はわたしを一瞬で虜にしたのだった。
それでもわたしは何かの間違いだと、半信半疑だった。わたしがJr.を?
半信半疑のまま、冬と春を過ごした。
しかし、その瞬間はあっけなく訪れた。
デビュー日へのカウントダウンでメディアへの露出が激しくなり、ジャニーズ好きなわたしがTVをつければKing & Princeを見ない日はなかった。
眠れぬ夜、わたしは友人に焼いてもらったブルーレイの、少クラでかいちゃんが披露したMr. Jealousyに辿り着いていた。開いた口が塞がらなかった。
そのまま夜が更け、テレビ画面にはCDTVが流れていた。デビューに関するインタビューを受けている6人がそこに映っていた。それぞれの特徴を生かした自己紹介が進んでいく。
「二十歳独身です、イエイ。」と自らを名乗る神宮寺くんにとても好感を抱いたことと、見た瞬間に「顔面…」と声が漏れてしまうくらい圧倒的顔面の持ち主の永瀬くんの威力を記憶しているが、その記憶がすぐに塗り替えられることとなる。
海「髙橋海人19歳。特技は絵とダンスを描くことです。」
神「ダンス描けるの?」
海「おれなんて言ってた?」
廉「ダンス描けるって」
海「…基本的に自分何言ってるかわかんないです」
(ぽわぽわぽわぽわぽわ)
決定打だった。
わたしはその足(足なのか目なのか)で、再度ブルーレイに収められた少クラのMr.Jealousyを見た。RemedyやBTN等も再生した。
自分でも不思議だったが、自然と涙が溢れた。
お願いだから目の錯覚であってほしいと願った。
これが同一人物だとしたら、しんどい。
このようなアイドルが実在すること自体、胸が苦しい。
しかし願った時点でわたしはもう落ちていたのである。
高橋海人という恐ろしい沼に。
意識朦朧とする中、ふと思い出した。
(ジャニオタとしてなんとなく毎日見ていた)ZIP!のGINZA DEBUT企画で
「好きになってくれた人全員僕の沼に落としたい」というオタクな言い回しをしていた彼こそが、かいちゃんこと髙橋海人くんであったということを。
ここからの1か月、わたしは時間場所を問わず、かいちゃんについて学んだ。
バラエティーのとびきり愛らしい姿と、パフォーマンスする超越したカッコよさ、ダンスの秀逸さに毎度毎度、度肝を抜かれ骨抜きにされた。
何度見ても見足りないし、見るたび新鮮に心臓がバクバク鳴った。
こんな気持ちは十数年ぶりであった。
心からこの人の今後を見守っていきたい、応援していきたいと思った。
買えるものは買い集め、友人からいただける番組はすべて焼いて頂き、過去のWSや雑誌、写真集も手元に迎えた。
彼の歩みを一つでも多く知りたいと思った。
何かを吸収したい時のジャニオタのエネルギーは凄まじいものだと、自分の身を持って体感した。
こんなに素敵な人を応援していいのだろうか、という謎の感情まで生まれた。
そんな彼がKing & Princeとしてデビューを果たした。
なんというタイミングで好きになってしまったんだろうと思ったが、 わたしはこのタイミングにとても感謝した。
また、これまで応援されてきた古参のみなさんにも感謝した。
デビューに向けたMr.KING担の方々のブログやSNSを隅から隅まで読ませていただき、その想いにも沢山触れさせていただいた。
彼らのデビューをどのような気持ちで迎えたことだろう…と寄り添わせていただいて想像しただけで涙がポロポロと溢れた。
わたしは、過去当時のかいちゃんをオンタイムで知らないし、もう知ることは出来ない。
彼が辛く苦しく不安な思いで過ごした期間を、直に感じることは出来ない。
それでもアイドルスマイルを絶やさず、努力を続けてくれたことで、今こうしてアイドル髙橋海人くんの応援者のひとりになれたのだ。
そんなかいちゃんと海人担のみなさんのこれまでの軌跡に感謝して、
わたしは二足のわらじでジャニオタすることに決めた。
まだまだかいちゃんのことは全然知らない。これから知っていく楽しみがたくさん詰まっている。
昨日読んだ過去の雑誌で、かいちゃんがきのこと茄子が食べられないこと、カリカリのベーコンが好きだということを知った。
わたしは今夜、特盛のカリカリベーコンサラダを作ろうと心に決めた。
お読みくださいましてありがとうございました。